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高田馬場の伝統文化に触れる夏「神田川染色体験&水元再現」イベント。

さる7月27日(日)。朝からギラギラと太陽が照りつける晴天の日に、高田馬場の伝統産業である「染め物」にまつわるイベントが開催されました。

ちなみにこちらのフライヤー、高田馬場新聞でデザインを担当させて頂きました!
と言うのも、以前取材をしたコチラの記事

実はこの記事に登場されている富田さんは、新宿染色協議会の会長!
その新宿染色協議会と戸塚地区協議会まちづくり分科会が主催のこのイベントを「ぜひ取材したいです〜!」と申し入れましたところ、打合せにおいでと呼ばれまして、あれよあれよといううちに、フライヤー制作を仰せつかってしまいました。

高田馬場新聞、

自分でも驚きの巻き込まれ力(笑)。

です。

奇しくもこの日は、高田馬場新聞も共催している「親子で楽しむ 高田馬場☆夏の宇宙教室」の日。
朝は神田川へ取材へ出向き、その足で宇宙教室へと駆けつける、慌ただしくも楽しい日曜日と相成りました。

戸塚地域センターの駐車場スペースで、絞り染めの体験ができます。子どもは無料でしたよ。

ピンクの染料が、ぐつぐつと煮立っています。

さぁ。絞り染め体験、始めましょう。

真っ白な布を広げ、輪ゴムを使って縛っていきます。

縛る場所や強さ、大きさなど、自分の思うように縛っていきます。
つまり、世界に一つだけのデザインができるのです。

どこを縛るか、ちょっと悩みますよね。
そんなことも楽しみの一つ。

できあがったら、鍋の中でぐつぐつ煮立っている、染料の中へドボンとつけます。
輪ゴムで縛ったところが絞られて、染料が入らずに柄ができる、というわけですね。

それを持って神田川へ。
普段は入ることのできない川べりで、染めた手ぬぐいを洗います。

伝統工芸士の富田さん、直々に方法を伝授!

自分でやってみます。
うん。上手にできてる!

ほら!どうだー!

暑い日だから水辺での作業は気持ちがよいですね。
自然とみんな、笑顔がこぼれます。

年上のお兄さんたちは、川に入って流していましたよ。
この彼なんて、とっても上手。職人さんも褒めていました。

綺麗な水辺を象徴するかのように、アゲハも参加していました。

川べりに干しています。

天気が良いので、あっという間に乾きます。

ほーら。自分だけの手ぬぐい、できあがり!

ちなみに、神田川の川べりに降りられるのはこの日だけなんですね。
いつもと違う目線で神田川を眺めることができるのは、この日だけってことですね。

奥の方に山手線が見えます。
ちょっと新しいアングルでしょ。

ちなみにこの日は、地域で鯉のぼりを収集しておられる方のご好意で、たくさんの鯉のぼりたちもイベントに参加。涼しげに泳いでいました。

さぁ。染色体験の次はおまちかね「水元再現」です。
新宿区の中山区長も来ておられました。

染色産業は江戸の地場産業で、武士の裃(かみしも)に代表される小紋染などが発展しました。
かつては日本染色産業の三大産地として京都、金沢と並ぶほどの規模を誇っていたそうです。

江戸の染色産地の中心は、始めは神田や浅草だったのが、明治時代以降に水質が悪化。
それに伴って拠点は上流へと移り、現在の江戸川橋から落合に至る地域が染色の一大集産地になっていったのだそうです。
現在は大小100軒近い染色業の企業、工房が高田馬場、落合、中井などの神田川沿いに点在しています。

そしてこの日、その当時、神田川で行われていた「水元」という工程を再現しました。

染めの工程の中で付いた「糊」を水で洗い流す工程、それが「水元」です。
東京オリンピックが近づいた頃、水質の悪化などの影響を受けて、川での水元は中止されてしまいました。
そんなお話も以前の記事に詳しく書いてあります。

とにかく、この日は年に一度、神田川での水元が見られる日なのです。
今年で3回目。その規模もどんどん大きくなっているようです。
地域のイベントとして定着させていきたいものです。

来年の開催が楽しみですね!

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