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チキンが売りなフランス食堂のローストビーフ丼がアレな件

高田馬場からTSUTAYAの角を曲がって神田川を豊島区側へと渡り、高田馬場病院のある裏通りを東へ。
日本福祉教育専門学校の高田校舎を右手に見ながら少し歩いたところに、その店はあります。

外から見えづらい外観

完全に植栽に隠れている!!! まさに隠れ家的な(笑)。

外から見えづらい外観

ランチサービスの“のぼり”が出ていなかったら完全にスルーしそうなそのお店に、高田馬場らしい一品があると聞いてやってきました。

外から見えづらい外観

ブラッスリー プーラルドです。
WEBサイトの情報によると、「フランス定番料理や地方料理など気軽に楽しめるフランス風食堂」なのだそう。

入り口から店内を

外観はかなりひっそりしていますが、店内は明るくカジュアルな雰囲気。
隠れ家感はそんなにありません。

 

と、思いきや。

あ、あった。隠れ家(笑)。

入り口左手にはソファ席

入り口左にカップルシート的なお席がありました。
3人がけくらいのソファ席。

ちょっとした個室も

プーラルドとは「雌鳥」、ブラッスリーはフランスの食堂で、かつビールも出す業態をさすのだとか。

つまり、チキン食いながらビール飲んだれー!!てことかな。

というと日本で言うところの焼鳥屋?唐揚げ居酒屋??
や、ちょっとちゃうか。

 

とりあえず厨房をのぞいてみます。

「こんにちはー」

 

あ!これは、

チキンがぐるぐる〜

バリバリ鶏か!

………て、こら。

これはいわゆる「ロティサリーチキン」というものです。

 

取材に訪れたのはちょうどランチタイム。
まずはランチを食べて、営業が一段落した頃にお話を伺うことにします。

もも肉のパン粉焼き

この日のランチ、プレートランチは「鶏モモ肉のパン粉焼き特製トマトソース」。

もも肉のパン粉焼き

夏らしく冬瓜の冷製スープとサラダ、あとは自家製パンがついて900円。

 

そして、続いて出て来た一品が、いろいろと物議をかもす物体でした。

 

それが、これ。

ローストビーフどーん!

ローストビーフ……ど、ん?

羽生田シェフ「はい。高田馬場らしいメニューをということで、いわゆるあの行列ができる有名店に相乗りしたメニューですね」

はにかんだ微笑みで、しれっと相乗り宣言です。

でもこれ、丼ではないですよね。

はい。ウチはフランス食堂なんで、いわゆる丼はおいていません。
最初は丼も買おうかと思ったのですが、発想を転換してひっくりかえしちゃえと。

この高さ!

見てください。この高さ!おおむね15cmくらいはありましょうか。
さらにはトップオブビーフに鎮座している卵。

フォトジェニックさ具合では、本家を凌駕してると言っても過言ではありません。相乗りだけどね。
こちらの特製ローストビーフ丼は950円。

どうやって食べようか

チキンのお店と聞いて来て、いきなりトリッキーなランチにやられましたが、これはこれで有り!
洒落がきいていて、しかもオリジナルになっている。

お味はもちろんGOOD。

ランチは時々でメニューが変わるそうですが、しばらくはローストビーフ丼も出す予定とのことなので、アノ店に並ぶガッツのない人も既にアノ店のを食べた人にも、ぜひ一度トライしてもらいたいですね。

 

 

そうこうしているうちにランチ営業のお客さんも帰り、ロティサリーチキンのできるまでを見せていただくことに。

 

チキンを取り出す!

ロティサリーチキンは、フランスなどで修行を積んだ羽生田シェフが2012年にオープンした、このお店ウリの一品。

ほんのり焦げ色が

塩で下味を付けて一晩寝かされたチキンが、専用のロティサリーマシンでぐるぐる回りながらじっくりと焼き上げられています。
じわじわ〜こんが〜り焼き上がっていくのが待ち遠しくなってきます。わくわく。

チキン登場

??
あれれれ?

どうもこんがりとは言い難い焼け具合で、マシンからはずされてしまいましたよ。

どどーんと

なんといいましょうか。
取材者的にはなんとも消化不良な、本番これからちゃうんかーい!的な何かを感じていますと、おもむろに別のところから焼き上がった後に寝かせた状態の鶏肉が現れました。

解体!

ムネの部分とモモの部分、それぞれ焼かれた状態でしかも骨が取り除いてあります。

切り分けて保存

それをすーっ、すーっ、と切り分けていきます。

 

そして間髪入れずにフライパンへダイヴ!

フライパンで焼きを入れます

ジュゥゥゥゥゥゥゥという音と共に、脂が焼ける香りがたちこめます。

鼻腔がチキンのスメルに完全制圧される寸前で、野菜アンドパスタが投入されました。

この日はズッキーニとインゲン。
その時々でベストなベジタブルがチョイスされるようです。

野菜を投入

おっとぉ、そこへ鶏の脂でコクをプラス。。

ロースト時に出る脂を使って

ロティサリーマシンで最後まで焼き上げるのが一般的なのだそうですが、そうするとムネ肉とモモ肉のどちらかに最適な焼け具合になってしまうのだそうです。

つまりモモ肉がいい加減に焼き上がる頃には、ムネ肉は日が通り過ぎてパサパサになってしまう。
そこでプーラルドではあるところまでマシンで焼いて、その後フライパンで仕上げることでムネはしっとり、モモはジューシーに仕上げられるのだとか。

こんがりと良い色になってきました

そしてさらにもう一手間。

オーブンで表面を加熱していきます。

表面を仕上げます

ぐぁぁぁぁぁッ!
早く食べさせてくれ!!

あと少しでできあがり

しかし、まだまだ焦らされます。

ソースを準備

ソース作って

お皿をあっためて

お皿もあっためて

ガーリックとパセリで

パスタをソースで和えて

ソースを絡めて

これだけの手間ひまをかけて仕上がっていくのです!

ソースを絡めて

羽生田シェフ「おまたせしました」

やた!

ロティサリーチキン!

見た目がヤバい

ちょっと興奮して寄りすぎました。

 

さぁ、食べよう。

かんせい!

パリッ、はむ、はむはむ。
表面のパリッとした食感とあぶらの香り、そしてムネ肉のしっとりとした美味さが際立ちます。

羽生田シェフ「モモの美味しさは、みなさんご存知だと思うのです。でも、ムネ肉はあんまり…とおっしゃる方が多いじゃないですか。ですから、私的にはムネ肉に95%くらい意識を持っていっています」

95%!

ほぼムネ肉のことしか考えてないっすね。イエローキャブの野田社長もびっくりっすね。
しかし、それだけのことはある。

だって美味いもの!

 

テイクアウトは1羽2,980円(要予約)だそうです。今度頼んでみよう。

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SHOP DATA
ブラッスリー プーラルド
住所   東京都豊島区高田3-5-17
電話番号  03-6915-2064
営業時間 ランチ11:30〜14:30
ディナー17:30〜22:00(L.O.21:30
定休日  日曜日

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