高田馬場新聞は東京高田馬場の粋な情報を発信するWEBマガジンです。

極私的興味で天下一品の秘密に迫りまくって来た。

高田馬場新聞は、この街(早稲田・高田馬場)に住んでいる人、働いている人、学んでいる人、街に関わる全ての人に対して街のあらゆる情報をお届けする地域密着webマガジンというスタンスで日々発信をしています。

とは言え、更新頻度もぼちぼちなんですがね。

 

そんなことで、チェーン店のお店が登場することは非常に少ないんです。

 

ですがこのお店だけは、個人的な理由により別格です。

進入禁止的なロゴマーク

はい。いわゆる一つの天下一品です。

 

高田馬場新聞が京都にある大学へ通っていたのは、かれこれ25年近く前のこと。
って、さかのぼってみて25年て書いてちょっとビビってる。もうそんな前か。

 

自分の年齢の話は置いときますけど、とにかく大学生の時に初めて京都の花園店で食べて以来、東京で働くようになってからも、常に食べて来た、いわゆる一つのソウルフードと言うべき存在。

 

間違いなく我が人生において、一番摂取している食べ物だと思います。

 

ちなみに高田馬場新聞の食べ方としましては、ラーメン(こってり)に

こってり一択

薬味はからし味噌の一択です。

からしみそを混ぜます

チャーシューとかネギとかいろいろありますが、とにかくシンプルにこってりプラスからし味噌。

このオリジナリティの高さに、いつも圧倒されます。
ラーメンと言うか、天下一品という食べ物ですね。

ウマー

とは言え、そのドロリとした重ためのスープが、食べる人を選ぶというのも事実。
歳をとると食べられなくなると、私のまわりでは加齢具合をはかるバロメーターのようにも使われています。

 

しかし、私はラーメン鉢にあらわれる「明日もお待ちしてます。」のメッセージを見るたび、また食べに来なければという強い想いを胸に秘めるわけです。

明日もお待ちしてます。

食べ終わりのあまりきれいじゃない写真でごめん。

 

そんな想いを抱きながら、何度となく通っていた天下一品高田馬場店を取材する幸運に恵まれました。

 

 

取材の段取りをつけてくださったのは、天下一品の近くにある「まぜそばしるし」の鈴木さん。

店長の鈴木さん

天下一品の店長とはちょいちょい飲みにいったりするそうで、紹介してくださいました。

遠藤さん

天下一品高田馬場店の遠藤さん。

天下一品はフランチャイズなので、いわゆるオーナーさんになります。

 

聞けば天下一品の本部に7年勤務しており、京都の白川総本店でも働いた経験をお持ちなのだそうです。

なるほど店により味にバラツキがあると言われる天下一品の中でも、高田馬場店が美味いと言われるわけです。

 

遠藤さん

遠藤さん「この店はもともと別のオーナーが1994年に開店したお店で、当時は周囲に飲食店もほとんどなくて、よく流行ったようです」

高田馬場新聞「あー、僕が京都で天一食いまくってた頃ですね」

遠藤さん「そのオーナーは数店舗をお持ちの方で、高田馬場店を手放そうと考えていた時に、ちょうど本部を退社して物件を探していた自分が紹介されまして。それで2004年に引き継ぎました」

高田馬場新聞「なるほど。ちなみに『天一は本店が美味い』っていうじゃないですか?あれ、実際のところは…」

遠藤さん「本店は美味いに決まってんですよ」

高田馬場新聞「!」

遠藤さん「本店以外のお店って、いわゆるセントラルキッチンで作られた、均一な味に調整されたスープを温めてお出ししてるわけです」

高田馬場新聞「まぁ、そうでしょうね。チェーン店ですし」

遠藤さん「でも本店では、いわゆるその『お店に届くスープ』を、店の寸胴で作ってるんですよ。セントラルキッチンじゃなくて」

高田馬場新聞「!!」

遠藤さん「まぁ言えば各店舗に届くスープにさらにモミジとか野菜とか入れて煮込んでうまみが増してるイメージですね。美味くないわけが無いっす」

高田馬場新聞「!!!!!!」

 

そんな秘密があったとは・・・・・・。

天一の最上級版が総本店にのみ存在するという都市伝説が今、裏付けられてしまいました。
その瞬間に立ち会っていることに、思わず身震いがしてきます。

北白川総本店

ちなみにこちらが京都白川の総本店。

この取材で真実を聞いてしまい、いてもたってもいられず、後日訪れてしまいました。

本店のはなぜ美味い

確かに美味かった。。。

ラーメン鉢のプリントのはげ具合にも、歴史とかなんかそんなことを感じてしまいました。

 

遠藤さん

……高田馬場へ戻りまして

せっかくなので、聞きたかったあんなことやこんなことをぶつけてみます。

高田馬場新聞「あっさりってどういう位置づけなんですかね? 自分は一度も食べたこと無いですけど」

遠藤さん「まぁ、ふつうの醤油味ですね。ご注文されるお客様は少ないです。でも、こってりを食べたいご主人とか彼氏とかに連れられて来て、でもこってりはちょっと食べられそうにない方とか。そう言う人のためのメニューとでも言いましょうか」

 

やはり…。自分の考えていた通りでした。
うん。醤油ラーメンは別の店で食おう。

 

ではさらに質問を。

高田馬場新聞「では『屋台の味』、ってのは?」

遠藤さん「『こっさり』って聞いたこと無いですか?」

高田馬場新聞「あー。ありますあります。でもこのお店は『こっさり』じゃなかったですよね、確か」さらりと高田馬場店通ってますよアピールをほりこんでおきます。

遠藤さん「そうですね。ブレンドって呼んでました。味はこってりとあっさりのハーフアンドハーフです。当初は裏メニューだったんですよね。なので、お店ごとに名前もバラバラだったんです」

高田馬場新聞「ほうほう」

遠藤さん「それを確か2年前くらいかな、本部の方から統一しましょうということで、『屋台の味』ということになりました」

店内

あぁ。これまでに知りたかった謎が続々と氷解していく、この快感。

僕のハートにジャストミートです。

さぁ、あと少しだけ取材を続けましょう。

しかしこうなるともう完全に、高田馬場新聞の取材というより私の個人的な興味に優しくよりそった内容になっています。
や、それはいつものことか。

 

高田馬場新聞「先ほどセントラルキッチンとおっしゃってましたけど、でも実際のところ、店によって味がだいぶ違いますよね。ここは美味いとか、あそこは薄いとか」

遠藤さん「あぁ、それは確かによく言われることですね……そしてそれは、実際にあると思います」

高田馬場新聞「おぉ!どういうことですか? 差し支えない範囲でお聞かせください!」

遠藤さん「スープの温め時間に由来するものだと思います。暇な時は煮詰まりやすいし、忙しいと反対にちゃんと味が出る前に出してしまうことがあるかもしれません」

高田馬場新聞「僕の周りの天一ラヴァーの中では、高田馬場店は美味いグループに入れられています!」

あ!!まるで美味くないグループがあるように書いてしまった。。。ま、いいか。

 

遠藤さん「他の店の中のことまではわかりませんけど、忙しすぎると早めに出してしまうこともあるでしょうね」

高田馬場新聞「ということは、天一の日(10月1日:1杯無料券が配られるため、どの店も行列ができる)は……」

遠藤さん「もう、死にそうになりますね。1人で5杯食うお客さんとかいましたからね。学生の街って恐ろしいと思いました」

高田馬場新聞「あの日はすごい並びますもんね」

遠藤さん「ホント、大変ですよ。しかもあの日に配ってる無料券、9割くらい使われますからね。びっくりしますよね」

高田馬場新聞「…僕も毎回使ってちゃってます…」

遠藤さん「あ、もちろん使ってくださいね」

 

高田馬場新聞「では最後になりますが、天一のお持ち帰りスープで鍋をやると美味いと聞いたことがあります」

遠藤さん「美味いですよ。あとね、カレーに入れるとね、めちゃ美味いんですよ、これが」

高田馬場新聞「カレーっすか!!!!エラいところ来ましたね。でも煮込み系だからありかも」

遠藤さん「ほかにはお客さんで、おでんに入れるって人がいましたね。やったことないですけど」

高田馬場新聞「おでん・・・・・・・それは、ちょっと遠慮しておこうかな…」

 

食券を買いましょう

遠藤さん「ちなみに僕、かれこれ20年くらい毎日食ってますけどね、飽きないですもんね。これって、すごくないですか?」

 

確かに、かの鎧塚シェフに『なにかが入っている』と言わしめたほどに中毒性を持ったこのスープ。
万人受けはしないのかもしれませんが、そこそこのボリュームのファンをつかんで離さないあの味は、20世紀が生んだ一つの発明品だと思うのです。

 

もちろんこの記事を読んで食べたあなたが、完食できずに帰ったとしても高田馬場新聞はなんら責任を負うつもりはありませんのであしからず。

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SHOP DATA
天下一品 高田馬場店
住所   東京都新宿区西早稲田3-20-4
電話番号  03-3232-2633
営業時間 11:00〜25:00
ランチメニューは11:00〜15:00
定休日  月曜日

 

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