高田馬場4丁目って聞いて、どの辺かパッと思い浮かびますか?

住所表記で言うと高田馬場は1丁目から4丁目まであるのですが、そのなかでも4丁目は最もマイナーなエリアと言えるかもしれません。

なにせいわゆる住宅地。

もちろん早稲田通り沿いであれば、青柳とか一番飯店とかの老舗も立ち並びますし、裏通りでも駅に近ければバインミーサンドイッチエルグリンゴもある。

奥まったところには手塚プロダクションもあります。

 

とは言え、飲食店的な魅力で言えば1丁目から3丁目に比べるとだいぶ後塵を拝する場所。それが高田馬場4丁目です。

 

そんな高田馬場4丁目の、さらにさらに裏手。
早稲田通りからはるか遠く人通りもまばらなところに、いま注目のお店があります。

玲音の外観

それがこのヘブンズキッチン玲音(レオン)。

 

店名はなんとなくダイニングバーっぽいですが、内装もそんな感じ。

玲音

奥には個室もあります。

奥には座敷も

ですがこちらは中華料理屋さん。

本園さんご夫妻

人通りがまばらすぎる裏通りで本園さんご夫妻が2006年にオープンして以来、かれこれ11年も大事に育んできたお店なのです。ご自身も「こんな裏通りでまさか店やるとは思っていなかった」と言います。

 

30年ちょっと前に兵庫県から出てきた本園さん。
最初に住んだ世田谷がどうにも馴染まず、高田馬場へやってきたところ居心地があまりに良くて住むようになり、お店を出し今に至るのだとか。

 

 

で、ここのところ高田馬場の同業者をザワつかせているのがコレ。

テレビでも紹介

今年(2017年)の3月、カラダの大きいあのおじさまの番組で紹介された「たまごカレーごはん(850円)」。

テレビ画面をプリントしてあるはずなのになぜか画面が切れているのでしょうか。

以前にも嵐の番組で同じメニューが紹介されたそうですが、今回はその時の客入りをはるかに超えるたくさんのお客さんがやってきたそう。

ちょうど取材の日にも「たまごカレーごはん」を注文する3人組に居合わせました。
時間は15時。混んでなさそうな時間を狙って来たのだと思われます。

 

でも実際のところ、現在はそこまで混んでいないようです。

安定の裏通り。

見た目は完全に中華料理

しかしその3人組のおかげで、たまごカレーごはんを作るところを写真に収めることができました。

中華スープで玉ねぎとひき肉を炒めて

ラーメンなどに使う中華スープに玉ねぎ、ひき肉、カレー粉を混ぜ合わせます。
テレビの放映直後にはこのメニューを食べに来る人で行列ができ、カレーに使う分だけでスープが無くなってしまったそうです。

本園さん「開店して今まで、行列ができたのもスープが無くなったのも、初めてのことでしたよ」

奥さん「まさかカレーでスープ無くなるとは思わんかったけどね〜」

 

この裏通りに行列を作るとは。さすがはテレビの影響力。

チャーハンよろしくご飯を投入

ごはんを投入。写真は3人前です。

うん。チャーハンだ。

グッグッグッとやる様は、どう見てもチャーハン作るときの仕草です。

ザッザッザッ

ご飯をざっザッザッとかき混ぜて

お皿によそって

お皿に盛って

卵をのせて出来上がり

生卵のっければ出来上がり!

たまごカレーごはん

高田馬場新聞「おぉ!この見た目、大阪で有名ないわゆるあのカレーですよね!」

本園さん「自由軒ですよね。まぁ僕、食べたことないんですけどね」

高田馬場新聞「えっ!食べたこと無いんですか?」

本園さん「はい、見た感じで作ってます(笑)。それでもテレビの取材も来たし、ええんちゃいますかね」

 

ゆるい。とてもゆるい。

メニューいろいろ

高田馬場新聞「ここのところ流行ってる台湾まぜそばも置いてるんですね。高田馬場にも何軒かお店ありますもんね」

本園さん「そうそう。でもこれも僕、実際のは食べたこと無いんですよ。それでもクレームとか無いし、みんな美味しいって言ってくれてますよ」

 

高田馬場新聞「えっと…あ、じゃぁ、人気メニューはなんですか?」

本園さん「坦々麺かなぁ。僕自身はゴマが嫌いなんで、1杯も食べられないんですけどね。みんな美味しいって言って食べてますよ」

漫才か!!

なんとなく本園さんの人柄がつかめてきました。

 

高田馬場新聞「お客さんはどういう方たちなんですか?」

奥さん「この辺て出版系の会社さんがいくつかあって、そこの社員さんとか来てくださっています。あとは百人町の方からも来られますね。ランチから夜まで休みなしで営業しているので、昼ごはん食べに来て午後にコーヒー飲みに来て、そんで夜は飲みに来るっていうお客さんもいらっしゃいます。ホントお客さんにはめぐまれてて、おかげさまでこんな場所でもやってこれてるっていう。ありがたいことです」

 

ゆるいけど、「テキトー」というわけじゃなくて、ほどよくちゃんとやってる。なんかそんなご夫婦の人柄がにじみ出ているお店です。

 

とは言え餃子を頼んだらどうにも羽根付き過ぎでカブトガニみたいになったのが出て来たので、いろいろ仕込まれてる小ネタに注意です。。

餃子

だってこれ、餃子食べにくいもの。

たぶん本園さんも、羽根つき餃子って食いにくくない?と思ってシャレで出してるんじゃないでしょうか。
そうじゃなかったらごめんなさいね。(僕は餃子の羽根いらない派です)

羽をはずすとこんな感じ

羽を丁寧に剥がして食べた餃子は、いわゆる美味しい餃子でしたよ。

うん。羽いらない。僕はね。

食べたい人はもちろんお好きにどうぞ。

 

それはさておき今度は夜、飲みに行こうと思いますよ。おつまみもいろいろあるみたいですし。

そう!言うの忘れてた。玲音はオリオンビールの生を置いてるんですって!

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SHOP DATA
ヘブンズキッチン 玲音
住所   東京都新宿区高田馬場4-34-14
電話番号  03-3227-2080
営業時間 11:30〜23:00
定休日  日曜・祝祭日

ランチ営業

 


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